こないだ同窓会があったのでわざわざ新幹線に乗って行ってみることにした。
集合場所に向かう足取りは、なぜか重く、無性に逃げ出したくなった。
でも、頑張って行った。そしたら、ほとんど面影の無くなった同級生がいっぱい居た。金髪ロン毛になっていた子や、立派な髭を蓄えるようになってた子、相変わらずもう少し服装に気を使うべきだと思った子、みんな変わっていた。僕も5年間でそれなりに背が伸びたんですが、その5年間は他の人にも平等に与えられていて、止まっていた思い出が少しだけ動き出した気がした。
友達に、お前変わってなさすぎ、と言われが絶対お前らが変わり過ぎだろ、と心の中で呟いた。特に女の子なんて、もはや誰が誰かわからなくて驚いた。良い意味で。みんな綺麗になっていた。
でも、僕が会いたかったあの子は残念ながら来ていなかった。悲しくなった。
お
酒が入りだすと、やっぱ皆変わってないなと思う反面、それぞれの道を歩いていると思うと居酒屋にノスタルジーの風が吹きこんだ気がした。くそっ。昔のあだ
名で呼ばれると、なんか背中がむず痒くなり、ただ、あだ名で呼んでくれていた女の子から「××くん」と呼ばれると、やっぱりなぜか悲しい感じがしてしまっ
た。
飲み会は、絶望的に後悔する内容だった。多分、中学時代のキャラでは考えられないようなテン
ションの高さだったと思うし、高校に入って一段と悪くなった口も、いろいろと災いを残しかねないことを吐いていた気がする。今思うと、どうでも良いことを
ぐだぐだと言っていた記憶しか無い。
2次会も参加して、なんとなく女の子と喋った。そしたら、大半が彼氏持ちだということを認知して、悲しくなった。別に好きだった子とかじゃなくても、時間が平等であることと、自分の不甲斐なさに腹がたった。そして、またいらない事をペラペラと喋っていた。友達に怒られた。
昔好きだった女の子の話を唐突に喋りだす自分の口を今からでも遅くないから二度と開かないようにしたい。お酒が入っていたとはいえ、僕は明らかにおかしかった。ちょっと好きだったくらい、とかよくわからない嘘を言って簡単に見破られた。
2次会終わって、ボウリング組とかカラオケ組とかに分かれてオールしようみたいな流れになったけど、虚しく最終で地元まで帰った。もはや、同窓会とかどうでもよかった。早くみんなの前からフェードアウトしたかった。もっと話したいのに。
10人くらいで地元に帰ろうとしたら、誰かの家に行ってぐだぐだしようという話になった。酔った勢いで行く事にして、なぜかタクシー代と酒とつまみ代を全部俺が払う事になった。多分、立候補したんだと思う。なぜかはわからないけど、地元の友達にお礼がしたかった。
結局男5人、女の子4人で1人の家にいって朝まで大富豪をしていた。修学旅行みたいで楽しかった。多分、同窓会の中で1番話した。そしたら、また、いらないことを言って、いらないことを言われて悲しくなったりしたけど、総括すると非常に楽しかった。本当に。
ただ、やっぱり、中学時代に戻ってやり直したいという気持ちだけが残った。
一つ言えることとして、中学時代にしても、同窓会当日にしても、やれることは全てやっておくべきだった。
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